ドイツエコツアー帰国。一期一会な出会いの1週間。 – Information Teaching Service 雄飛

ドイツエコツアー帰国。一期一会な出会いの1週間。

こんばんは、脇保です。

一昨日、ドイツエコツアーより、
一週間ドイツに滞在して帰国致しました。

いや、良い旅でした、ほんと。

長年抱え込んだ呪縛から開放されたり、
新鮮な目から鱗の出会いや出来事、
など等、
大変楽しく、そして、自分自身を考えさせられた旅でした。

ドイツ滞在一日目から、様々な出会いがあり、
出会いがあれば別れもあり。

非常に、楽しく、非常に、心に響いた、一週間でした。

先ず、考えさせられたのが、人優先の町設計。
「トラム」と呼ばれる路面電車に乗って、ユーロ圏
(少なくとも、自分が滞在したドイツとフランスでは)、
移動したりします。
これが大変便利だったり。

他にも様々なところを回りましたが、どこも、新鮮でした。

何より、強く感じたのは(少なくとも自分が回った都市は)、
町の設計にも、そこに住む人たちにも、何か、
幸せの哲学、とでも呼べるような、それも水や空気のような、
雰囲気のような、空気のような、何か、を、感じました。

これは、ヨーロッパに行って、初めて肌で感じた事でした。

高校出てから実家の家業に就職し、それ以降、根詰めて仕事をし、
夢を追いかけて自分削るように自分追い詰めて、
ひたすら何かに打ち込み、

レーシングスクールに入ってからは、
走る以外の全てを犠牲にして、全力疾走をして、

それ以降、そんな精神状態こそが当たり前と信じて、頑張ってきた。

ところが、ドイツに行って、フランスに行って、
そんな、自分の常識が、ガラガラと音を立てて崩れていった。

少なくとも、自分が見た感じでは、向こうの人は、
毎日の生活と、日々の幸せを、大事にしながら生活していた。

もしかすると当たり前のことなのかもしれないけど、
自分には、少なくとも、日本では、それが見えなかった自分には、
カルチャーショックに等しかった。

で、ずっと考え続けた。

で、アルザス地方のストラスブールにある、
ノートルダム大聖堂に立ち寄った時、
2ユーロの白いキャンドルに火を灯し、
二つ、お願い事をした。

ひとつは、起業の事。

もうひとつは、自分の命より大事な、
元いじめられっ子の(元)レーシングドライバーとして、
何としてでも、何が何でも、果たせなかった目標、想いを、
果しきる事。何が何でも。

で、気を新たにして、ノートルダム大聖堂を後にし、
その後、様々な事があり、

長年とらわれていた、その想いと、呪縛から、開放されて。

もう、いいや、というか、そんな、自分追い詰めて、傷つけて、
命縮めながら、頑張って、誰が、自分以外の、誰が、喜ぶと言うのか??

肯定的な答えは一切見出せなかった。
これまでと違って。

そして、旅行最終日。
シュトゥッツガルドにある、メルセデスベンツミュージアム
(地元では、メルシーベンツミュージアムと言うらしい。)に行き、
見て回った。

思いの他早く見終わったため、ミュージアムからタクシーで
シュトゥッツガルドの街で下ろして貰い、
ポケットwifiとiPODタッチのナビを頼りに街を散策。

何も買わない(買えない)けれど、街を歩いてショッピング気分を満喫。
飽きたら、駅に戻って、近場のカフェで、カプチーノをすすりながらプレッツェルを食べて、
ジャーマニーっぽい事をしてみる。

そして、近くに公園があることを知ると、
オーベラーシュロムガルデンという、ちょっとした木々に囲まれた公園を散策。

そこで、大きなぶなの木っぽい木の前や噴水の前で、
ベンチの腰を下ろして、色々考えた。

これまでの自分のこと、これからの自分のこと。
何故、自分はこれまでこうしてきたのか、
何故、自分はそれ以外のことをしてこなかったのか、
何故、このあたりの人は、皆、幸せそうに生活しているのか?
だから、自分はどうすべきなのか?
どう、生きるべきなのか?

ずっと、考えながら、黄昏の時間を過ごした。

答えは、出た。
いや、出ていた、と言うべきか。
その、最後のあがきとでも言うべきか。

駅に戻って、再度、違う喫茶店で、コーヒーと何かを頼んで、ゆっくりと時間を潰しながら、
のんきな時間を過ごす。

予約した列車の時間になり、予め予約してあったホテルに行く。

翌日、フランクフルト空港でも、
名残惜しみながら、
カフェでカプチーノとプレッツェルを注文し、
ジャーマニーっぽい食事を取ってみる。

そして、帰国。

一時の体験だったけれども、
本気でドイツに移住したいと思った、
1週間だった。

勿論、現実はそんなに甘くない。

今度の旅ですっからかんなので、
外国旅行どころか、
何処にも行くお金なんて無い。

起業もしているので、働かないといけない。
講演活動も、何れしたいと考えているので、
そっちの手筈も整えないといけない。

無い無い尽くしに、
やらないといけない尽くし。

当分は、忙しい日々が、続くと思う。

勿論、判ってもいる。
自分が住む日本も、捨てたもんじゃない事も。
むしろ、四季が豊かで、
世界一治安が良い、平和な国だと言う事も。

大学の友人にも、日本はいいところだよと、
諭されもした。

隣の芝生が青く見えただけなのか、それとも、
本当に運命の出会いだったのか、

それは、数年後、判るだろう。

暫くは、今を生きることに、頑張ろう。

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