Delphi 10.1 BerrinでAndroidアプリを開発する(セットアップ編 – Information Teaching Service 雄飛

Delphi 10.1 BerrinでAndroidアプリを開発する(セットアップ編

こんにちは、脇保です。

今回は、前々回に続き、Dlephi関連です。

DelphiでAndroidアプリを開発できる環境を構築します。

環境及び必要だったもの
  ・Windows10
  ・Delphi Pro(RAD Studio Pro)
  ・Andorid端末(F01H)
  ・通信ケーブル
  ・根気と何があっても諦めない心(笑)

先ず前提条件として、
 ・DelphiXE2以降のPro以上であること、
 ・MobilePacAddOnを追加で購入するか、
  もしくは、それが初期状態で入っているRadStudioPro以上である事、
 ・Android端末(古すぎないもの)、
 が前提条件となります。

先ず、DelphiとMobile開発環境をインストールしておきます。

次に、Delphiを立ち上げ、マルチデバイスアプリケーションを、
サンプルから開くなり、新規作成します。

適当に、Formにボタンなり何なりを配置します。
次に、開発ターゲットを、「Win32」から「Android」に変更します。

スタイルとビューはお好みで。
※マスタ上からはコンポネントの削除はできますが、
 ビューの使用可能な要素(配置レイアウト)上からは、
 削除はできません。削除するときは「マスタ」に戻りましょう。

次に、Delphiの右上に表示されている(初期状態では)、
プロジェクトマネージャに視点を移します。

「ターゲットプラットフォーム」
   ↓
「Android」
   ↓
「ターゲット」
   ↓
「右クリック」
   ↓
「更新」

を選択します。

初回なら、AndroidSDKのインストールが始まる筈です。

その次は、Android端末の設定。
先ず、設定→端末管理→端末情報と辿り、
「ビルド番号」を7回クリック!

そうすることで、開発者オプションが出現します。
(開発者オプションが表示されていない場合。)
因みに、こちらの環境では、Android 5.1.1になります。

開発者オプションが出現したら、「USBデバッグ」をOn(チェックマーク)にします。

ここまで出来たら、いよいよ接続です。

接続すると、Android端末側で、
「USBデザリングを有効にしますか?」
と出てくるので、
「USBデザリング」にチェックマークを入れます。

その後に、「USBデバッグを有効にしますか?」
と、ハードウェアIDと思しきIDを表示して聞いてくるので、
これもチェックマークを入れます。

ここで、デバイスマネージャを起動します。

既に接続してしまっている方は、デバイスマネージャで確認してください。

恐らく、
「モバイル端末」(失念。そんな感じのカテゴリだったと思う)
  ↓
端末名(例えばこちらだと)「F01H」
と表示されている筈です。

この場合は、デバイスを一旦削除してください。
(この認識のされ方だと、Delphi側でAndroid開発できない)

次に再び、プロジェクトマネージャに視点を移します。

「ターゲットプラットフォーム」
   ↓
「Android」
   ↓
「ターゲット」
   ↓
「右クリック」
   ↓
「更新」

を選択します。

円形の矢印の回転マークが「ターゲット」のアイコンの上に表示されます。

暫くして、「ターゲット」→「F01H」と表示されます(こちらの場合。)

デバイスマネージャからも、
「Android Device」
    ↓
「Android Composite ADB Intrface」
と、認識されている筈です。

次にデバッグ。

実行を押してみましょう。

コンパイルが通り、ここでエラーメッセージが出なければ、
機種にもよりますが、30秒か少し短いくらいで、
アプリがAndroid端末に転送され、実行されます。

※トラブルシューティング※
実行できない場合。
多くの場合、直ぐには上手くいかない筈です。
以前は実行できた、しかし今回は実行できない、
意味不明のエラーが出てコンパイルエラーで止まってしまう等。

 初めての場合、デバイスマネージャで確認しましょう。
「Android Device」というカテゴリで、
「Android Composite ADB Intrface」という名前の、
デバイスでなくてはなりません。(機種にもよるかもしれませんが)
こちらの場合、デバイスの提供元はGoogleになっています。

つまり、メーカー製の標準のドライバではなく、
Googleが提供する、開発者向けのドライバである必要があること。

もしくは、過去にデバッグ出来て、
今回はできない、というパターンもあると思います。

その場合、Andoroidデバイスに過去にインストールされたアプリと、
今回デバッグしようとしているアプリの名前が重複していないか。

その場合、アプリの名前を変えるか、インストールされているアプリを、
削除する必要があるそうです。

私も、この二点で大分苦しみました。

新規作成でマルチデバイス作成を選ぶ
写真は新規作成でボタンを一つ配置した状態

「ターゲット」を右クリックし、「更新」をクリック。
初回なら、AndroidSDKのインストールが始まる。
「Android Device」
「Android Composite ADB Intrface」
と出ていれば成功。
認識されたデバイスの詳細はこんな感じ。
参考にしたサイト:

Delphi XE5 で Android アプリ開発をするまでの道のり

http://sakaik.hateblo.jp/entry/20131002/StartDelphiXE5

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